2010/04/08

社長島耕作 5巻を読んで。

2010年4月8日木曜日

ようやく社長島耕作の5巻読むことができました。島耕作の世界の中では、初芝電産と五洋電気(松下電器と三洋電気やね)が合併して「TECOT(テコット)」と言うブランドに統一されてます。テクノロジーとエコという2つの単語が組合わさった造語です。現実の世界もそうなるかもしれませんね。

作中では、TECOTは主力事業として「電池」をあげています。リチウムイオン電池です。その電池事業を巡って話は展開してゆきます。現在のリチウムイオン電池の世界シェアは日本が過半数を占めています。パソコンとか、ケイタイとか、あの辺の電池って、大体日本製なんですよ。しかし、リチウムイオン電池を製造する為の資源は100%輸入に頼っています。

製造する技術があっても、物が無いんです。現在では、廃棄したケイタイやPCから採取する(リサイクル)都市鉱山という言葉がありますが、まだ時間がかかる話でしょう。

そういった環境のもと、島耕作率いるTECOTは、資源力(リチウムなど)あふれる中国との合弁企業の計画を進めるのですが・・・・


といった内容ですが、読んでて思ったのが、日本の力が薄れてきてるな〜と思った事。(作中では違いますよ)精密機器なんて、韓国メーカー凄いし、来年中国はGDPで日本抜いて世界第2位になるし。作中でも交渉のイニシアチブ獲られてる感が。

AppleのiPadの中の部品なんて、日本製全然入ってないし。それは日本の技術力が衰退したのか、日本のおかげでアジアが繁栄したのか、気づいてたら置いて行かれたのか、この国のやり方がいけないのか。


ちなみに私が働いている会社もリチウムイオン電池製造する工場を最近建てました。これは銀行や病院の補助電源として使用する物でケイタイなどの電池とは違います。産業用です。電池の新しい使い方を提案してゆきます。

日本はどんどん新しい事を生み出さなければ行きてゆけないんじゃ無いかなと思います。新規です新規。





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