2011/02/16

南九州のカルデラ郡。


いまだ活動が落ち着きを見せない鹿児島・宮崎県境の新燃岳や、2010年には800回以上も爆発的噴火を起こしている桜島など、九州南部には活動的な火山が多い。実は桜島より北側の鹿児島湾(写真の部分)全体が姶良カルデラと呼ばれるカルデラで、2万5千年前の姶良大噴火によってこの地形が形成されたと言われている。桜島もその時誕生した。さらに、姶良カルデラを囲むようにいくつものカルデラが存在しており、鹿児島県から宮崎県南部全体が一つのカルデラになっていると言ってもいいと思う。渦中の新燃岳もその中に入る。

大昔の姶良大噴火の時の火山灰は半端じゃなかったらしく、噴火時風下だった、私が生まれ育った鹿児島県大隈半島には30メートルも灰が積もったらしい。ホンマかいな。。。と思ってしまうところだが、実際、このエリアはシラス台地と呼ばれていて、真っ白な地層が、当時どれだけ火山灰が降り積もったかを教えてくれる。このシラスは厄介な地質で、もともと軽いから降雨量が多いとすぐ強度が無くなり、土砂災害を起こすし、栄養価が少なく農作物も育たない。鹿児島県でサツマイモが特産品なのはシラスの土壌でも育つ芋だったからである。

私の地元ではよくシラスを採取していて、おかげで何十メートルものシラス台地の地層を見ることが出来ていたのだけれども、あれって何に使ってるのだろう?なんか使い道があるの?思い返してみると不思議な光景だ。

最近の新燃岳関連のニュースを見ていると、望月峯太郎の漫画「ドラゴンヘッド」と、皆川亮二の漫画「スプリガン」の蛇炎の章に出てきた(はずの)要石を思い出すよ。ホント誰かが龍脈とかいじったんじゃないの?

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