2010/12/28

闇金ウシジマくんを読んだ。


ようやく闇金ウシジマくんを読みました。ウワサでは評判をよく聞いていたし、ドラマにもなるくらいの作品なので、面白い漫画だろうと思っていたのですが、どうも食わず嫌いというか、読んだら暗~~い気持ちになりそうで敬遠していたのですが、現在進行している漫画も全て読んで、他に読むものも無いから読んでみました。

で、やっぱり暗い気持ちになる漫画ですね(笑)途中、ヤル気のある人とか、立ち直ろうという気持ちの強い人なんかには寛大な態度を取ったりして、多少光が差し込むとこもあるのですが、(ウシジマくんけっこうイイやつ。)1巻の最初からリアルで重い話だったので、空気にやられてしまいました。「奴隷君」や「若い女君」なんかは自分の身にいつ降りかかってもおかしくない話で、人間の欲や、見栄の行き過ぎた結果を描けていてととても面白いです。

だからウシジマくんが悪いんじゃなくて、ウシジマくんに頼らなければならないところまで堕ちてしまったことと、頼った後も駄目な人生を歩んでいるところが一番の問題点だと思う。そういう弱い人間に付け入る商売(超暴利な金融)も確かに悪いのだが、それ以前に自分で歯止めをかけれないのか?と思ってしまう。「奴隷くん」に出てくるパチンコ依存症の主婦は、「依存症」という病気だから仕方ないにしても、「若い女くん」なんかはOL同士の見栄の張り合いの結果ブランド品ばっかりカードで買って債務超過。さらには誘われたハワイ旅行(確かハワイ)を断れない(断ったらお金持ってないと思われる。。。)からお金貸してって、これは自分の精神力で何とかならないのかなぁ?と、漫画読みながら真剣に考えてしまう。

多分「欲」だけではこうならないと思うんですよね。「欲」に「見栄」とか「空虚感」とか「ストレス」とか、いろんな要素が絡まってこんな結果に陥るのだと思う。欲だけだったら我慢するのは簡単だからね。だから自分は自分。他人は他人と割り切って生きていこうとこの漫画を読んで思いました。闇金ウシジマくんに搾取される方々を反面教師にして頑張ります。そんなに他人は自分のこと見てないですから。

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